こんにちは!今回は気象予報士試験 第55回 一般知識 問1を解説します!
解答&解説
解答:②
- (a) 正:水蒸気を除いた乾燥空気中の主要成分(窒素・酸素・アルゴンなど)の存在比は、地上から高度約80 km付近(中間圏界面付近)までほぼ一定です。したがって「大気組成が高度80 kmまで一定である」という記述は正しいです。
- (b) 正:高度約50 kmの成層圏界面付近で気温が極大となる主因は、大気中のオゾンが太陽からの紫外線を吸収して局所的に大気を加熱するためです。なお、オゾンの数密度自体の最大値は高度約25 km付近ですが、気温の極大高度とは一致しない点も補足知識です。設問の記述「成層圏界面付近の気温極大はオゾンの紫外線吸収による」は正しいと言えます。
- (c) 誤:対流圏界面( tropopause )の高度は、平均的に見て低緯度(赤道付近)の方が高緯度(極付近)よりも高くなります。これは赤道付近の気温が高く空気が軽いため対流圏が厚くなるためです。一方、高緯度では空気が冷たく重くなるため対流圏頂は低くなります。したがって「高緯度の方が対流圏界面高度が高い」という設問の内容は誤りです。
- (d) 誤:対流圏の鉛直方向の気温減率(気温の高度による低下率)は場所や条件によって変化しますが、平均すると約6.5 ℃/kmとされています。乾燥断熱減率は約9.8 ℃/km、湿潤断熱減率はおよそ5 ℃/kmであり、その中間的な値として6~7 ℃/km程度が地球大気の平均的な環境減率です。設問が「対流圏の温度減率は平均約9.8 ℃/kmである」と述べていたなら、それは乾燥断熱減率と平均的環境減率を混同した誤りと言えます。
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【過去問解説】第55回 一般知識 問1
